2024.05.15
入浴中の事故は、交通事故より件数が多い!?
2011年の1年間で入浴中に急死した人は全国で約1万7000人になります。これは交通事故の死亡者数4611人の4倍近くにあたります。(東京都健康長寿医療センターの研究結果による)
入浴中の急死は、温度の急激な変化によって血圧が大きく変動することにより失神したり、心筋梗塞や脳梗塞を起こすことが理由で、こうした状態をヒートショックと呼んでいます。寒い脱衣場から熱いお風呂に入るときに、心臓や血管の弱った高齢者に起こりやすいといわれています。
最近の住宅では、ヒートショックを防ぐための予備暖房設備が標準装備されているケースが多くなっています。寒い冬には入浴前の予備暖房が重要です。