2024.05.02
公道と私道の違いと注意点
◆公道とは
国や市区町村が所有している土地だけでなく、個人が所有している土地であっても、公道扱いになっている道路もあります。
また、法務局に保管されている地図(公図)に「水路」と記載されている所が道路に変わっているところも多々あります。
公道は行政で管理がされている道路である為、維持管理は行政が行っており通行承諾なども必要が無く、掘削等を行う場合は、行政に申請を行います。
私道に比べると公道の方が、掘削や復旧に費用が掛かることが多く、街路樹やガードレールなどが障害になる場合には、この撤去(移設)費用が掛かることもあります。
◆私道とは
個人や複数人で所有している道路で、基本的には所有者が管理を行います。
行政によっては、要件を満たせば補修費用を助成しているところもあります。
私道の場合、持ち分を持っていないと車両等の通行制限を受ける場合がありますので、持ち分を持っていることは非常に重要です。
しかし、私道の持ち分を持っていても、私道内の掘削等を行う時は、所有者全員の承諾が取得できていることが基本的には必要で、承諾が取れない場合、工事等に支障が出る可能性もあります。
入居後のトラブルを避けるため、住宅や土地を購入する前に前面道路が公道か私道かをしっかりと確認し、道路の使用に制約があるかどうかと、制約があったとしてもその制約をクリアできるもの(通行承諾や掘削承諾等)があるかどうかを調べておく事がとても大事です。
前面道路の事でご不明な点がありましたら、㈱ライズリアルエステートまでご相談ください。